ブリュッセルにあるファイザー・クリニカル・リサーチ・ユニットは、主に第1相臨床試験を行う主要な研究施設です。ファイザー・クリニカル・リサーチ・ユニットは2つあり、1つはニューヘイブン(米国のコネチカット州)、もう1つはブリュッセルにあるエラスムス病院の大学キャンパスにあります。ブリュッセルのPCRUは、エラスムス病院のデイホスピタルの最上階2フロアを占める最新の施設です。72床のベッドがあり、診察室、臨床検査室、薬局があります。
1992年に開設されて以来、ブリュッセルPCRUは、数千人の参加者の協力を得て、500件を超える第1相試験を実施し、多くの医薬品の開発を可能にしました。PCRUの資格要件を満たす医師、看護師、薬剤師、検査技師、および管理職員が協力して、これらの臨床試験を実施し、最終的には世界中の患者さんを支援しています。
ブリュッセルPCRUはまた、隣設のCentre Administratif Hospitalier(CAH)の建物にもその活動範囲を拡大し、そこでPCRUが臨床試験スクリーニングおよびその他の外来研究活動を行っています。ファイザーはまた、Jessa病院のSalvatorキャンパスにあるハッセルトのサテライト施設も運営しています。この施設により、参加者はブリュッセルではなくハッセルトで外来通院することもできます。
ブリュッセルPCRUでの臨床試験の大部分は、米国に所在する治験チームに代わって実施されます。グロトン(コネチカット州)、ニューヨーク(ニューヨーク州)、ラ・ホーヤ(カリフォルニア州)、ケンブリッジ(マサチューセッツ州)、カレッジビル(ペンシルベニア州)、ボールダー(コロラド州)に加え、中国および日本でも実施されています。